祥子さんは、大きなため息をついた。
「まったく……応援呼ばなきゃ」
「…………」
「それにしても、この人数どうやって……」
「あ!」
「なによ?何か思い出したの?」
あたしは時計を見る。
「いけない! 当直!」
「は?」
「あたし、当直なんで署に戻りますねぇ」
ぺちゃんこの豚まんを袋に戻す。
「じゃ、お疲れさまでした!」
「ちょっと待ちなさい!」
聞こえない。
聞こえない。
あたしの耳には、何も聞こえない。
あたしは、そのままスタスタ歩き出した。
「欄ちゃん! 手伝いなさいよ!」
聞こえなぁい。
「加納欄!」
……フルネームで呼ばれた。
でも。
「当直、遅刻しちゃうんでぇ!」
あたしは振り返らず、南署へ向かった。
「まったく……応援呼ばなきゃ」
「…………」
「それにしても、この人数どうやって……」
「あ!」
「なによ?何か思い出したの?」
あたしは時計を見る。
「いけない! 当直!」
「は?」
「あたし、当直なんで署に戻りますねぇ」
ぺちゃんこの豚まんを袋に戻す。
「じゃ、お疲れさまでした!」
「ちょっと待ちなさい!」
聞こえない。
聞こえない。
あたしの耳には、何も聞こえない。
あたしは、そのままスタスタ歩き出した。
「欄ちゃん! 手伝いなさいよ!」
聞こえなぁい。
「加納欄!」
……フルネームで呼ばれた。
でも。
「当直、遅刻しちゃうんでぇ!」
あたしは振り返らず、南署へ向かった。



