大きな怪我をした日のこと。

手術をしたこと。

次に大きな怪我をしたら、サッカーを諦めろと医者に言われたこと。


「もう、あとが無いんだって思ったんだ」


そしたら、もう、なにをどうしたらいいか分からなくなった。


「だからと言って、ここまで来たのに“はい、分かりました”なんて納得出来ねぇし」


夢を断たれる一歩手前の状態。

追いかけていたものが、崩れかかった時…


「たぶん、どうでもいいやってなったんだ。だから…」