私こと小鞠は自分の部屋にいた。一応カレンダーを見てみる。ちゃんと高校1年生の時点までタイムリープしたようだ。
さて、神北 桂一に会いに行こう。桂一の住所を分かっている。お互いに記憶を共有で来ていれば、私、つまり小鞠が不審がられることもない。私はさっそく桂一の住んでいる家へ向かった。
向かっている途中、見覚えのある顔が視界に入った。
「宮村 小鞠さんですね」
桂一だった。向こうからも来ようとしていたんだ。と言うことはちゃんと記憶は共有出来ているということだ。
「お久しぶり。って、ちょっと前に一緒にアイコンを押したんだったね」
ブーブー…… ブーブー……
その時、スマホが震えだした。
スマホにいつものアプリがインストールされた。しかし、こちらからはメビウスに問い合わせることはできない。アイコンをタップをして過去に戻るぐらいだ。
メビウスの目的は何なんだろう。
その後、桂一と話し合ったが、結局、能力スコアをどうすればいいかの結論は出なかった。
1年後、私と桂一が街を歩いていると、向こう側から赤信号を渡っている一人の女の子が目に入った。
タブレットを操作しながら歩いていたので、信号に気づかなかったようだ。
「危ないですよ」
私がそう言うと、こちらに気づいたようで、こちらに小走りで走ってきた。本来は戻るところだけど、もうすでに半分以上渡っていたので、そのまあ向かったほうが危なくないと判断したのだろう。
「すみません。ちょっと夢中になっていて気がつきませんでした」
私はその子の顔を見て驚いた。あの人だ。
「渡辺 楓さんではないですか?」
「そうですけど。なぜそれを?」
なぜ知っているかを説明するために、私はタイムリープの事を話したが、あまり信じてはいないようだった。
とりあえず、私と桂一と楓で近くの喫茶店へ入った。
カラン……
私と楓が隣同士、桂一が向かいの席に座った。
ブーブー…… ブーブー……
スマホの通知が来たようだ。天気予報関連だった。私は軽く見て、スマホを仕舞おうと思った時……
「その時計のアイコン、見たことがある」
そう、楓は呟いた。
「えっ?」
「ほんと?」
私と桂一はビックリして、つい声が出てしまった。時計のアイコンとは天気アプリの隣にあったやつだ。
しばらく、楓は頭を抱えていた。
「思い出した! メビウスだ!」
突然大きな声をだした。
「私はメビウス。楓さんですね」
突然、私のスマホがしゃべりだした。楓を認識しているようだけど、スマホのインカメラから楓の顔を見ているのだろうか。それともマイクから声を聞いたのか。
「能力スコアは操作されていて、特に能力スコア自体を疑うものは低く見積もられている。私は不正が嫌い。修正してください」
何かを思い出した楓が言うにはメビウスとは人工知能であり、楓はタイムリープ理論をそのメビウスに与えたらしい。
私達三人は楓の家へ向かった。
家へ入るなり、楓の部屋へ向かった。
すぐさま、楓はパソコンへ向かう。しばらく
キーボードを叩くと、こう言った。
「よし、パソコンの暗号化を解いたわ」
そして、記憶を取り戻した楓がメビウスのあるサーバーへアクセスした。
1日ぐらいで、人工知能、すなわちメビウスを修正した。
そして、能力スコアを正常化した。いや、正常化したというのはおかしいかもしれない。そもそもどれが正常なのかなんて人間にはわからないのだから。単に意図的な不正を修正したと言ったらいいのかもしれない。
時は経ち、高校3年生になった。
就職活動をし、ちゃんと三人とも内定をもらえた。今までは能力スコア自体に疑問を思っていたから、スコアが低かったのだろうか。メビウスも能力スコアを疑うものは低く見積もられると言っていたし。
私たちは施設へ行かなくてよくなった。
「今やっている仕事、すごく面白くてさ」
「最初、出来ないと思っていたけど、だんだん上手くこなせるようになって、成長が感じられるようになったよ」
「私もとても充実しているわ」
私を含めて、みんな笑顔で話した。
しかし……
結局、能力スコアで評価される世の中なのは変わってない。
「まだまだよ。まだ希望はあるはず」
私は拳を握りしめ、強くそう思った。
さて、神北 桂一に会いに行こう。桂一の住所を分かっている。お互いに記憶を共有で来ていれば、私、つまり小鞠が不審がられることもない。私はさっそく桂一の住んでいる家へ向かった。
向かっている途中、見覚えのある顔が視界に入った。
「宮村 小鞠さんですね」
桂一だった。向こうからも来ようとしていたんだ。と言うことはちゃんと記憶は共有出来ているということだ。
「お久しぶり。って、ちょっと前に一緒にアイコンを押したんだったね」
ブーブー…… ブーブー……
その時、スマホが震えだした。
スマホにいつものアプリがインストールされた。しかし、こちらからはメビウスに問い合わせることはできない。アイコンをタップをして過去に戻るぐらいだ。
メビウスの目的は何なんだろう。
その後、桂一と話し合ったが、結局、能力スコアをどうすればいいかの結論は出なかった。
1年後、私と桂一が街を歩いていると、向こう側から赤信号を渡っている一人の女の子が目に入った。
タブレットを操作しながら歩いていたので、信号に気づかなかったようだ。
「危ないですよ」
私がそう言うと、こちらに気づいたようで、こちらに小走りで走ってきた。本来は戻るところだけど、もうすでに半分以上渡っていたので、そのまあ向かったほうが危なくないと判断したのだろう。
「すみません。ちょっと夢中になっていて気がつきませんでした」
私はその子の顔を見て驚いた。あの人だ。
「渡辺 楓さんではないですか?」
「そうですけど。なぜそれを?」
なぜ知っているかを説明するために、私はタイムリープの事を話したが、あまり信じてはいないようだった。
とりあえず、私と桂一と楓で近くの喫茶店へ入った。
カラン……
私と楓が隣同士、桂一が向かいの席に座った。
ブーブー…… ブーブー……
スマホの通知が来たようだ。天気予報関連だった。私は軽く見て、スマホを仕舞おうと思った時……
「その時計のアイコン、見たことがある」
そう、楓は呟いた。
「えっ?」
「ほんと?」
私と桂一はビックリして、つい声が出てしまった。時計のアイコンとは天気アプリの隣にあったやつだ。
しばらく、楓は頭を抱えていた。
「思い出した! メビウスだ!」
突然大きな声をだした。
「私はメビウス。楓さんですね」
突然、私のスマホがしゃべりだした。楓を認識しているようだけど、スマホのインカメラから楓の顔を見ているのだろうか。それともマイクから声を聞いたのか。
「能力スコアは操作されていて、特に能力スコア自体を疑うものは低く見積もられている。私は不正が嫌い。修正してください」
何かを思い出した楓が言うにはメビウスとは人工知能であり、楓はタイムリープ理論をそのメビウスに与えたらしい。
私達三人は楓の家へ向かった。
家へ入るなり、楓の部屋へ向かった。
すぐさま、楓はパソコンへ向かう。しばらく
キーボードを叩くと、こう言った。
「よし、パソコンの暗号化を解いたわ」
そして、記憶を取り戻した楓がメビウスのあるサーバーへアクセスした。
1日ぐらいで、人工知能、すなわちメビウスを修正した。
そして、能力スコアを正常化した。いや、正常化したというのはおかしいかもしれない。そもそもどれが正常なのかなんて人間にはわからないのだから。単に意図的な不正を修正したと言ったらいいのかもしれない。
時は経ち、高校3年生になった。
就職活動をし、ちゃんと三人とも内定をもらえた。今までは能力スコア自体に疑問を思っていたから、スコアが低かったのだろうか。メビウスも能力スコアを疑うものは低く見積もられると言っていたし。
私たちは施設へ行かなくてよくなった。
「今やっている仕事、すごく面白くてさ」
「最初、出来ないと思っていたけど、だんだん上手くこなせるようになって、成長が感じられるようになったよ」
「私もとても充実しているわ」
私を含めて、みんな笑顔で話した。
しかし……
結局、能力スコアで評価される世の中なのは変わってない。
「まだまだよ。まだ希望はあるはず」
私は拳を握りしめ、強くそう思った。



