「な、なんですか?」
驚きから、声が裏返った。
「そんなに怯えるな。もっと、悪い事して虐めたくなる。」
怖過ぎる……。
制服のリボンを外されて、シャツのボタンも外された。
制服の中に着てるキャミソールは見えたが、下に着けてるブラジャーは、見えてないと思う。
「っ!」
首筋に顔を埋められて、肌に吸いつかれて、眉を顰めた。
……熱い舌が這う感触に、
「皇先輩。」
非常に危険でよろしくない感じがして、皇先輩の体を押そうとしたタイミングで、生徒会室のドアが開き、京極先輩と目が合った。
「……邪魔したな。」
ドアを閉めようとする、京極先輩。
「待って下さい!誤解です!」
大焦りで、私は否定した。
「京極。良い雰囲気、壊すなよ。」
私の首筋から顔を上げて、皇先輩は京極先輩に言った。
「良い雰囲気ってなんですか?!」
そんなもの、あってたまるか。
皇先輩はご丁寧に、シャツのボタンを留めてくれて、リボンを結んでくれて、ありがとうございますと、言い掛けたが、言う必要はなかった。
見えないところに、キスマークをつけられた。



