「葉山(はやま)が裏庭で『またやってる』!」
「またかよ…南(みなみ)さん呼んできて!」
「もう行ってくれたって!」
* * *
大きめの上履きをパタパタ鳴らしながら、渡り廊下を駆け抜ける。
足にまとわりつく長いスカートも、乱れるおさげ髪も気にせず裏庭へ向かうと、数人の男子生徒が地面に倒れていて、ちょうど葉山くんが最後の一人を沈めてるところだった。
「は、葉山くん……!」
「あはぁ……千代(ちよ)だ、どーしたのぉ?」
殴られたのか、葉山くんの右側の唇から血が滲んでいて、頬もほんのり赤くなってる。
倒れている人を踏まないように気をつけながら葉山くんの元へ近づき、血のついてる制服の袖を掴んだ。
「またかよ…南(みなみ)さん呼んできて!」
「もう行ってくれたって!」
* * *
大きめの上履きをパタパタ鳴らしながら、渡り廊下を駆け抜ける。
足にまとわりつく長いスカートも、乱れるおさげ髪も気にせず裏庭へ向かうと、数人の男子生徒が地面に倒れていて、ちょうど葉山くんが最後の一人を沈めてるところだった。
「は、葉山くん……!」
「あはぁ……千代(ちよ)だ、どーしたのぉ?」
殴られたのか、葉山くんの右側の唇から血が滲んでいて、頬もほんのり赤くなってる。
倒れている人を踏まないように気をつけながら葉山くんの元へ近づき、血のついてる制服の袖を掴んだ。

