可愛がって下さいよ、花岡先輩。



「陽毬ちゃん、起きて。授業に遅れちゃうよ。」

「……う〜ん。」

同室で朝の弱い陽毬ちゃんを起こして、朝の準備をするのが日課になっていた。

陽毬ちゃんが制服に着替えるのを待って、食堂まで行って朝ご飯を食べる……。

バイキング形式で自分の好きな物を選べた。

私は鮭と卵焼き、味噌汁と白ご飯で、陽毬ちゃんはフレンチトーストとブルーベリーを選んだ。


朝ご飯を食べ終えたら、校舎に行って授業を受け、放課後は生徒会室に行って、陽毬ちゃんは吹奏楽部でフルートを吹いてる。

陽毬ちゃんとはクラスも同じで、良く一緒に過ごして親しくなった。




「あっ!花岡先輩!」

生徒会室の中から話し声が聞こえて来て、中に入ると花岡先輩の姿があった。

「……騒がしいのが来た。」

花岡先輩は鬱陶しそうだが、通常運転なので気にしない。

「一日会えなかっただけで、久しぶりな感じがしますね!」

「……。」

「筒香。お茶、頼むよ。」

「はい!少々お待ち下さい!」

皇先輩に良い返事をして、私は生徒会室の隣にある、給湯室でお湯を沸かして、お茶をお入れした。


「ありがとう。」

皇先輩は今日も、お洒落で格好良い……。

皇先輩はお母様が、皇グループのアパレル部門の社長を務めていて、皇先輩は学生ながらデザインの仕事をしていた。


「花岡先輩もどうぞ。」

「……どうも。」

花岡先輩の机にも、湯飲みを置いた。