「触られたのは、お尻だけですか?」
あたしが聞くと、小山内さんは少し黙った。
「……身体も、後ろから押しつけられて」
「どのくらいの間?」
「分かりません……すごく長く感じて……」
「大丈夫です。ゆっくりでいいですよ」
小山内さんは小さく頷いた。
「触られ始めたのは、電車が動いてからですか?」
「はい」
「何回くらい?」
「何度も……離れたり、また触ってきたり……」
あたしは手帳に書き留めた。
「相手の顔や服装は見ました?」
「顔は……見てません」
「手の特徴は? 時計とか、指輪とか」
「分かりません……」
「じゃあ、腕を掴んだ時は?」
「また触られて……もう我慢できなくて」
小山内さんの声が震えた。
「振り向かないで、そのまま後ろの腕を掴みました」
つまり、その腕が吉井さんだった。
あたしが聞くと、小山内さんは少し黙った。
「……身体も、後ろから押しつけられて」
「どのくらいの間?」
「分かりません……すごく長く感じて……」
「大丈夫です。ゆっくりでいいですよ」
小山内さんは小さく頷いた。
「触られ始めたのは、電車が動いてからですか?」
「はい」
「何回くらい?」
「何度も……離れたり、また触ってきたり……」
あたしは手帳に書き留めた。
「相手の顔や服装は見ました?」
「顔は……見てません」
「手の特徴は? 時計とか、指輪とか」
「分かりません……」
「じゃあ、腕を掴んだ時は?」
「また触られて……もう我慢できなくて」
小山内さんの声が震えた。
「振り向かないで、そのまま後ろの腕を掴みました」
つまり、その腕が吉井さんだった。



