東川越駅に着くと、あたしと苫利先輩は駅員室へ急いだ。
「南署の加納です」
警察手帳を開いて中に入った瞬間、吉井さんの姿が目に入った。
「吉井さん!」
「……欄くん!」
椅子に座った吉井さんは、いつもの吉井さんじゃなかった。
顔を上げても、すぐに俯いてしまう。
「私は、やってないからな」
「はい」
あたしも迷わず答えた。
「本当に、何もしてない」
「分かってます」
「欄ちゃん」
苫利先輩が小さくあたしを制した。
あ……。
まだ、何も確認してないんだった。
吉井さんの少し離れたところに、若い女の人が座っていた。
目を真っ赤にして、俯いている。
あの人が……。
吉井さんを痴漢だと言った人?
「南署の加納です」
警察手帳を開いて中に入った瞬間、吉井さんの姿が目に入った。
「吉井さん!」
「……欄くん!」
椅子に座った吉井さんは、いつもの吉井さんじゃなかった。
顔を上げても、すぐに俯いてしまう。
「私は、やってないからな」
「はい」
あたしも迷わず答えた。
「本当に、何もしてない」
「分かってます」
「欄ちゃん」
苫利先輩が小さくあたしを制した。
あ……。
まだ、何も確認してないんだった。
吉井さんの少し離れたところに、若い女の人が座っていた。
目を真っ赤にして、俯いている。
あの人が……。
吉井さんを痴漢だと言った人?



