加納欄の冤罪シリーズ33シーズン4

小山内さんを見送ると、南署にいつもの空気が戻ってきた。

「はぁぁぁ……終わったぁ」

あたしは自分の机に突っ伏した。

「お前、今回ほとんど被害者だっただろ」

高遠先輩が笑う。

「大変だったんですよ!」

「鉄球振り回すよりは楽だろ」

「振り回してません!高遠先輩!」

みんなが笑う。

吉井さんも、いつもの席に戻っていた。

やっと、いつもの南署だ。

あたしもようやく肩の力を抜く。

その時――

「加納くん」

課長の声が飛んできた。

「はい?」

「ちょっと来い」

……え?

あたしは思わず背筋を伸ばした。

もしかして――

今回のお手柄の、ご褒美?