男は何も答えなかった。
高遠先輩が大山先輩を見る。
大山先輩は証拠品のスマホを確認し始めた。
しばらく画面を見ていた大山先輩の眉間に、皺が寄る。
「……お前」
低い声が落ちた。
「これ、今日だけじゃねぇな」
「…………」
「タカ」
大山先輩が画面を見せる。
高遠先輩の表情も変わった。
「かなりあるな」
あたしの位置からは、画面が見えない。
でも、二人の顔を見れば分かる。
きっと、あたし以外にも被害者がいる。
大山先輩の指が、画面を滑っていく。
そして――
突然、その指が止まった。
「……欄」
高遠先輩が大山先輩を見る。
大山先輩は証拠品のスマホを確認し始めた。
しばらく画面を見ていた大山先輩の眉間に、皺が寄る。
「……お前」
低い声が落ちた。
「これ、今日だけじゃねぇな」
「…………」
「タカ」
大山先輩が画面を見せる。
高遠先輩の表情も変わった。
「かなりあるな」
あたしの位置からは、画面が見えない。
でも、二人の顔を見れば分かる。
きっと、あたし以外にも被害者がいる。
大山先輩の指が、画面を滑っていく。
そして――
突然、その指が止まった。
「……欄」



