「却下」
高遠先輩が即答した。
「なんでですか!」
「お前が犯人を捕まえる気満々だからだ」
「捕まえるんだから、当たり前じゃないですか」
「今回の囮の意味分かってるか?」
「分かってます!」
たぶん。
高遠先輩が深いため息をついた。
久世さんが苦笑しながら口を開く。
「加納さん。犯人に触らせる必要があります」
「……はい」
「我々が犯行を確認するまで、絶対に動かないでください」
「…………はい」
「今の間はなんだ」
高遠先輩に睨まれ、あたしは目を逸らした。
「合図を決めましょう」
水城さんの言葉に、あたしは少し考えた。
「あ。これでどうですか?」
右耳のピアスに触れる。
「犯人に触られたら、これを触ります」
久世さんが頷いた。
「分かりました。我々が周囲で確認します」
高遠先輩が、もう一度念を押した。
「加納。確認するまで絶対に暴れるなよ」
「あたしを何だと思ってるんですか!」
「鉄球を壊す女」
「…………なんで、知ってるんですか」
言い返せなかった。
高遠先輩が即答した。
「なんでですか!」
「お前が犯人を捕まえる気満々だからだ」
「捕まえるんだから、当たり前じゃないですか」
「今回の囮の意味分かってるか?」
「分かってます!」
たぶん。
高遠先輩が深いため息をついた。
久世さんが苦笑しながら口を開く。
「加納さん。犯人に触らせる必要があります」
「……はい」
「我々が犯行を確認するまで、絶対に動かないでください」
「…………はい」
「今の間はなんだ」
高遠先輩に睨まれ、あたしは目を逸らした。
「合図を決めましょう」
水城さんの言葉に、あたしは少し考えた。
「あ。これでどうですか?」
右耳のピアスに触れる。
「犯人に触られたら、これを触ります」
久世さんが頷いた。
「分かりました。我々が周囲で確認します」
高遠先輩が、もう一度念を押した。
「加納。確認するまで絶対に暴れるなよ」
「あたしを何だと思ってるんですか!」
「鉄球を壊す女」
「…………なんで、知ってるんですか」
言い返せなかった。



