小山内さんが部屋を出ると、あたしは大きく息を吐いた。
「高遠先輩」
「ああ」
高遠先輩も、考えていることは同じみたいだった。
久世さんが、あたしたちを見る。
「どう思います?」
「小山内さんが嘘をついてるとは思いません」
あたしは答えた。
「実際に痴漢には遭ってると思います。でも……」
「吉井さんが犯人とは限らない」
高遠先輩が続けた。
あたしは頷いた。
その時、水城さんが一冊のファイルを机に置いた。
「小山内さんが最初に相談に来たのは、三週間前です」
「三週間前?」
「はい。その後も二回。今日を入れれば四回目です」
水城さんが記録を開く。
「すべて平日の朝。同じ路線で、乗っていた時間帯もほぼ同じです」
「被害の内容は?」
「最初はお尻。しばらくすると手が離れて、今度は腰の辺りを触られる」
あたしは高遠先輩を見た。
さっき、小山内さんが話したことと同じだ。
「じゃあ……」
「同じ人物が繰り返している可能性があります」
水城さんの言葉に、部屋の空気が変わった。
「高遠先輩」
「ああ」
高遠先輩も、考えていることは同じみたいだった。
久世さんが、あたしたちを見る。
「どう思います?」
「小山内さんが嘘をついてるとは思いません」
あたしは答えた。
「実際に痴漢には遭ってると思います。でも……」
「吉井さんが犯人とは限らない」
高遠先輩が続けた。
あたしは頷いた。
その時、水城さんが一冊のファイルを机に置いた。
「小山内さんが最初に相談に来たのは、三週間前です」
「三週間前?」
「はい。その後も二回。今日を入れれば四回目です」
水城さんが記録を開く。
「すべて平日の朝。同じ路線で、乗っていた時間帯もほぼ同じです」
「被害の内容は?」
「最初はお尻。しばらくすると手が離れて、今度は腰の辺りを触られる」
あたしは高遠先輩を見た。
さっき、小山内さんが話したことと同じだ。
「じゃあ……」
「同じ人物が繰り返している可能性があります」
水城さんの言葉に、部屋の空気が変わった。



