シーン……。
さっきまで賑やかだった福引会場が、一瞬で静まり返った。
ハンマーを持ったまま、あたしはたこ焼き屋さんの看板を見上げた。
鉄球、たこの顔のど真ん中にめり込んでいる。
「あ……」
係のおじさんが、口を開けたまま固まっていた。
「あのぉ……これって……」
「な、何?」
「一等のところ、通り越しちゃいました?」
「そういう問題じゃないよ!」
「じゃあ、もう一回やってもいいですか?」
「ダメに決まってるでしょ!」
――そして、現在。
「……って怒られたんです」
「当たり前だ」
大山先輩が頭を抱えた。
「もうちょっと弱く叩けば、お餅もらえたのかなぁって……」
「お前は何に落ち込んでるんだよ」
「だって大山先輩に食べてもらいたかったんですよぉ」
その時、南署の電話が鳴った。
さっきまで賑やかだった福引会場が、一瞬で静まり返った。
ハンマーを持ったまま、あたしはたこ焼き屋さんの看板を見上げた。
鉄球、たこの顔のど真ん中にめり込んでいる。
「あ……」
係のおじさんが、口を開けたまま固まっていた。
「あのぉ……これって……」
「な、何?」
「一等のところ、通り越しちゃいました?」
「そういう問題じゃないよ!」
「じゃあ、もう一回やってもいいですか?」
「ダメに決まってるでしょ!」
――そして、現在。
「……って怒られたんです」
「当たり前だ」
大山先輩が頭を抱えた。
「もうちょっと弱く叩けば、お餅もらえたのかなぁって……」
「お前は何に落ち込んでるんだよ」
「だって大山先輩に食べてもらいたかったんですよぉ」
その時、南署の電話が鳴った。



