私たちはただの友達…

見たところ、鏡(かがみ)さんは篠(しろ)に飲み物を買ってあげたようだ……うん……お似合いだな……


 二人はとても長く話し込んでいた……周りの女子たちは、それぞれ嫉妬に燃えているようだった……


 もう、帰ろう……


 私は急いでその場を離れた……このままいたら、また気分が悪くなりそうだったから……そして、校舎裏のベンチで篠(しろ)を待つことにした……


「はあ……」


 さっき、危うく間に合わなくなるところだった……


「でもさっきの鏡(かがみ)さん……」


 彼女はずいぶん長く篠(しろ)と話していた……しかもこいつ、なんだか妙に照れていたような……


 もしかしたら……彼女、告白したのかもしれない……


「あっ……ちょっと待って……」


 なんで……こんな風に、胸がおかしいくらいドキドキしてるんだろう……


 なんで、私……


「パンダ……」


 そして篠(しろ)が私の隣に立った……でも今日はいつもと違った……鏡(かがみ)さんも一緒に、腕を組んで立っていたのだ……


「あら?……練習終わるの早かったね……」


「今日は早めに終わったんだ……帰ろうか……」


 私は立ち上がった……そして、あることに気づいた……


 二人は手をつないでいて……しかも、とても親しげに話していた……


「私、何か見逃したかな?……」


 二人は顔を見合わせて……そして微笑み合った……


「あのね……私たち……」


「付き合うことになったんだ……」