私たちはただの友達…

「あの!……」


 すぐに、声をかけられた……


「何?」


 もちろん、女の子だった……見るからに真面目で可愛らしい子だった……



 彼女は少し怖がるような様子で私を見た……私も見つめ返した……



「あの……おはようございます!!」



「ああ……うん、おはよう……確か……あなた、A組の(かがみ)さんだよね?」



「あっ……覚えててくれたんですか?」


「よくグラウンドの辺りをうろうろしてるの見かけるから……」


「そ、そうなんですか?……あの……実は私……」


 彼女は一瞬私の顔をちらりと見ると、すぐに退散しようとした……


「……あの……ちょっと飲み物買いに行きますね……また後で……」


「ちょっと待って!」


 (しろ)が引き止めようとしたけれど……彼女はそのまま行ってしまった……


「なんか仲良さそうだったね……」


「知り合ったばかりだけど……分かんないけど、いい子っぽいよな……」


「彼女にしたら?」


 (しろ)はすぐに顔を赤くした……


「バカ言うな!?……女子とまともに話せたことなんてないっての……」


「まだまだだね……その顔でも活かしなよ」


 私は指で彼の頬をつついた……彼はそれを振り払った……


「……ふん」