「国王陛下、王妃様……」
マディカが小さな声で呟いた。
サナクト国王はマディカを見下ろしながら、口を開く。
「王子の婚約者の属性が、よりによって役に立たない上に小汚い泥魔法など前代未聞。サナクト王家への不敬罪である。よって、お主は国外追放ーー《不毛の地》行きじゃ」
サナクト国王の言葉に、王妃もレオナルドもサーラも貴族達も頷いた。
その場にマディカの味方は一人もいなかった。
「《不毛の地》って、植物がほとんど生えてないし水もないから住めないんじゃないか?」
「ぶっちゃけ死刑だよな……」
「万が一生き延びても、サナクト王国は遠くて帰って来られないでしょ」
ボソボソと貴族達の会話が聞こえて、マディカは両手で顔を覆った。
それを見てレオナルドはニヤニヤと笑う。
「こんな夜に放り出すのは可哀想だから、出発は明日の朝だ! それまでに支度をしておけ」
「レオナルド様、お優しいですわ」
サーラはレオナルドに寄り添い、マディカを嘲笑った。
マディカは俯いたままお辞儀をして、王宮から出ていった。
マディカが小さな声で呟いた。
サナクト国王はマディカを見下ろしながら、口を開く。
「王子の婚約者の属性が、よりによって役に立たない上に小汚い泥魔法など前代未聞。サナクト王家への不敬罪である。よって、お主は国外追放ーー《不毛の地》行きじゃ」
サナクト国王の言葉に、王妃もレオナルドもサーラも貴族達も頷いた。
その場にマディカの味方は一人もいなかった。
「《不毛の地》って、植物がほとんど生えてないし水もないから住めないんじゃないか?」
「ぶっちゃけ死刑だよな……」
「万が一生き延びても、サナクト王国は遠くて帰って来られないでしょ」
ボソボソと貴族達の会話が聞こえて、マディカは両手で顔を覆った。
それを見てレオナルドはニヤニヤと笑う。
「こんな夜に放り出すのは可哀想だから、出発は明日の朝だ! それまでに支度をしておけ」
「レオナルド様、お優しいですわ」
サーラはレオナルドに寄り添い、マディカを嘲笑った。
マディカは俯いたままお辞儀をして、王宮から出ていった。



