ナオくんの言うとおり

放課後。
結局、亜紀と里奈だけがカフェに行き、私はいつも通り喫茶店へ。


──カランカラン。


「いらっしゃ……お、真凜。おかえり」


ナオくんがカップを磨きながら私を迎え入れてくれる。

マスターは買い出しに行っているとかで、今はナオくんと私だけだった。


そのまま何も言わずカウンターに座り、突っ伏す。


「どうした?なんかあったか?」
「……私、どうしたかったんだろうって」


わかんなくなっちゃった……。


高校デビューして、メイクの力でイマドキの女子高生になって。
友達も作って、彼氏だって出来て……フラれたけど。


私がしたかったことって、コレだったのかな。


「……だから言っただろ。外見だけ変えればうまくいくとおもってんの?って」