忘れ雪

ミステリー・サスペンス

忘れ雪
作品番号
1792631
最終更新
2026/09/23
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
積もらずに消える雪を、忘れ雪という。

【柚木刑事シリーズ 第二作】各作品は独立した事件です。本作からお読みいただけます。

初雪の夜、城見署に八十歳の女が現れた。矢代キヨ。認知症が始まったばかりの彼女は、六十年前に男を一人殺したと告げる。だが記録を洗っても、その年に事件は存在しない。

「全部、話しなさい。……私が覚えておきます」

定年を七か月後に控えた刑事・柚木は、調べるのではなく聞き書きを始める。やがて工場の跡地から白骨が出た。昭和四十五年、南陽紡績の女工寮。前借金に縛られた娘たち。そして、五十五年間ただの一度も欠けなかった、差出人のない年賀状。

描かれているのは花の絵が一枚と、同じ言葉だけ。ゆびきった、げんまん。百回、万回。

二人の少女が交わした約束と、六十年の沈黙の物語。

※本作は、城見町を舞台にした三部作の第二作です。県警捜査一課の柚木数馬と、新人刑事の三雲拓海。同じ町で向き合った、独立した三つの事件ですので、本作からお読みいただいても差し支えありません。

第一作『八月の蛍』(完結)
 二十年、母は提灯を灯し続けた。帰らない息子の、目印として。あの夏の事件です。

第三作『約束の庭』(9月25日公開)
 その庭の桜は、卒園していった子どもたちの数だけ植えられていた。柚木の、最後の事件です。

※柚木数馬は、Kindleで刊行中の『柚木刑事シリーズ』(全三巻)と同じ刑事です。

※昭和期の人身売買・性暴力を題材に含みます。
あらすじ
初雪の夜、城見署に八十歳の女が現れ、六十年前に男を一人殺したと告げた。だが記録を洗っても、その年に事件は存在しない。定年を七か月後に控えた刑事・柚木は、調べるのではなく聞き書きを始める。やがて工場跡地から白骨が出た。前借金に縛られた女工寮の娘たちと、五十五年欠けずに届いた差出人のない年賀状。二人の少女の約束と、六十年の沈黙の物語。

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