侍と姫

「江戸っ子の侍慎平だけど?」


「ええい、家来よ、追いかけて姫様をとらえよ」


***


「なんで怖がってたの気づいたの?」


「女の子の気持ちは手に取るように分かります、


そういう風に朕は育てられてきました」


「朕って……。騙したのね!?侍って」


「我にも事情がありまして…ここを曲がると


宮殿があります、言い方紛らわしいかもしれ


ませぬが、宮殿と思っていただいて結構であり


ます」