侍と姫

「近づきたがらない」というフレーズに、


何故?と首を傾げる姫様なのであった。


「ここは諸町。商業が発展している。


いっそここ近辺にお住まいになったら


いかがですか?馬車も使えなく


なりましたし」



いい加減に口元を拭くと、


瞬きを一、二回した後に侍の方を見て、


「誘ってるの?」