魔法より、君に恋をする。

『第十三部隊、一体確保!』

 森林組が先に運び終えた。

「あと二体」

 セシルが息を整える。

「リリアたちは?」

 ノアが通信石を見る。

「二体目を運んでる」

「じゃあ僕たちは?」

「三体目」

「どこだろう」

 セシルが周囲を見る。

 その時。

 遠くで爆発。

「……アレン先輩?」

「たぶん」

「行く?」

「いや」

 ノアが笑う。

「任せよう」

 セシルも笑った。

「うん」

 二人は反対方向へ走った。