魔法より、君に恋をする。

 五分。

『第十三部隊、第一救助対象を発見!』

 見つけたのは森林組だった。

「セシルたち」

「予定より早い」

 レオンハルトが通信石を見る。

 青い光が二度。

「運搬開始の合図」

「手伝う?」

「まだ」

 レオンハルトは周囲を見る。

「僕たちは二体目を探す」

「どこ?」

「昨日と配置が違うなら、水路の可能性は低い」

「じゃあ廃墟?」

「それもカイル先輩たちが確認してる」

「なら」

 リリアは目を閉じた。

 魔力を広げる。

「リリア?」

「ちょっと待って」

 水。

 土。

 風。

 人。

 結界。

 無数の魔力反応。

 その中から。

「……いた」

「分かるの?」

「たぶん」

「どこ?」

 リリアは目を開く。

「境目」

「何の?」

「森林と水路」

「行こう」

 二人で走る。

 途中。

 通信石が光った。

 赤。

「何?」

「アレン先輩たちが接敵」

「助ける?」

「二人なら大丈夫」

 レオンハルトが即答する。

 リリアも。

「うん」

 迷わなかった。