魔法より、君に恋をする。

 夕食前。

 レオンハルトから短い伝言が届いた。

『今日は会いに行けなくてごめん。体調が戻ったと聞いて安心した。明日の試合で会おう。――レオンハルト』

 リリアは読み終えて、少し考えた。

 それから返事を書く。

『元気です。明日は勝ちます。あと、昨日の話覚えてます。――リリア』

 短い。

 でもこれでいい。

 便箋を折り、伝令用の小さな魔法鳥へ持たせる。

「行ってらっしゃい」

 銀色の鳥が窓から飛んでいく。