「だからなんだよ」
「だからって……」
言い返そうとした、その瞬間。
また唇を塞がれた。
「んっ……」
もう。
人の話、聞いてないし。
なのに。
あたしの手は、大山先輩を押し返さなかった。
それどころか。
また、服をぎゅっと掴んでしまう。
「……欄」
唇が離れたと思ったら、今度は耳元で名前を呼ばれた。
「は、はい……」
近すぎる声に、身体が熱くなる。
「大山先輩……ここ、本当に資料室ですよぉ」
「分かってる」
「誰か来たら……」
「来させねえよ」
「そんなこと言ったってぇ……」
その時、大山先輩の手が、あたしの髪をそっとかき上げた。
その優しい触れ方に、あたしは何も言えなくなった。
「だからって……」
言い返そうとした、その瞬間。
また唇を塞がれた。
「んっ……」
もう。
人の話、聞いてないし。
なのに。
あたしの手は、大山先輩を押し返さなかった。
それどころか。
また、服をぎゅっと掴んでしまう。
「……欄」
唇が離れたと思ったら、今度は耳元で名前を呼ばれた。
「は、はい……」
近すぎる声に、身体が熱くなる。
「大山先輩……ここ、本当に資料室ですよぉ」
「分かってる」
「誰か来たら……」
「来させねえよ」
「そんなこと言ったってぇ……」
その時、大山先輩の手が、あたしの髪をそっとかき上げた。
その優しい触れ方に、あたしは何も言えなくなった。



