唇が、ゆっくり離れた。
それでも。
あたしたちは、離れなかった。
額が触れそうな距離で、大山先輩の息を感じる。
あたしも、まだ少し息が乱れていた。
「…………」
何も言えない。
目を開けたら、すぐそこに大山先輩がいる。
さっきまで、あんなに眠かったのに。
今はもう、眠気なんてどこかへ飛んでいってしまった。
胸が、うるさい。
大山先輩にも聞こえてるんじゃないかな。
そう思ったら、急に恥ずかしくなって目を伏せた。
でも。
腰に回った腕は、そのまま。
あたしの手も、大山先輩の服を掴んだまま。
どっちも離れようとしない。
「……欄」
低い声で名前を呼ばれて。
あたしは、もう一度ゆっくり顔を上げた。
それでも。
あたしたちは、離れなかった。
額が触れそうな距離で、大山先輩の息を感じる。
あたしも、まだ少し息が乱れていた。
「…………」
何も言えない。
目を開けたら、すぐそこに大山先輩がいる。
さっきまで、あんなに眠かったのに。
今はもう、眠気なんてどこかへ飛んでいってしまった。
胸が、うるさい。
大山先輩にも聞こえてるんじゃないかな。
そう思ったら、急に恥ずかしくなって目を伏せた。
でも。
腰に回った腕は、そのまま。
あたしの手も、大山先輩の服を掴んだまま。
どっちも離れようとしない。
「……欄」
低い声で名前を呼ばれて。
あたしは、もう一度ゆっくり顔を上げた。



