院長室の前に着いた。
高遠先輩が、片手を上げる。
全員の足が止まった。
「…………」
静かすぎる。
こんな時間だから当たり前なのかもしれない。
もぉ、家に帰ってるのかもしれない。
でも。
なんだろう。
この嫌な感じ。
高遠先輩が、ドアに耳を近づける。
中からは、何も聞こえない。
「加奈」
「はい」
加奈さんが、小さく頷いた。
あたしも息を殺す。
高遠先輩が、ドアノブに手をかけた。
ゆっくり回す。
鍵は――。
かかっていなかった。
高遠先輩と加奈さんが、一瞬、顔を見合わせた。
高遠先輩が、片手を上げる。
全員の足が止まった。
「…………」
静かすぎる。
こんな時間だから当たり前なのかもしれない。
もぉ、家に帰ってるのかもしれない。
でも。
なんだろう。
この嫌な感じ。
高遠先輩が、ドアに耳を近づける。
中からは、何も聞こえない。
「加奈」
「はい」
加奈さんが、小さく頷いた。
あたしも息を殺す。
高遠先輩が、ドアノブに手をかけた。
ゆっくり回す。
鍵は――。
かかっていなかった。
高遠先輩と加奈さんが、一瞬、顔を見合わせた。



