「院長と……副院長だ」
「…………え?」
思わず、聞き返した。
「今、なんて?」
「院長と副院長だよ。この病院のトップ二人だ」
「…………」
冗談でしょ。
あたしは、苫利先輩を見る。
苫利先輩も、何も言わない。
加奈さんを見ると、険しい顔で男を見つめていた。
桃井病院の院長と副院長。
何人もの命を救ってきたはずの、この病院のトップ。
その二人が――。
患者を選び。
薬漬けにして。
臓器を金に換えていた。
「……病院ぐるみじゃないですか」
あたしの声が、自分でも分かるくらい低くなった。
男は、何も答えなかった。
「…………え?」
思わず、聞き返した。
「今、なんて?」
「院長と副院長だよ。この病院のトップ二人だ」
「…………」
冗談でしょ。
あたしは、苫利先輩を見る。
苫利先輩も、何も言わない。
加奈さんを見ると、険しい顔で男を見つめていた。
桃井病院の院長と副院長。
何人もの命を救ってきたはずの、この病院のトップ。
その二人が――。
患者を選び。
薬漬けにして。
臓器を金に換えていた。
「……病院ぐるみじゃないですか」
あたしの声が、自分でも分かるくらい低くなった。
男は、何も答えなかった。



