「良かったぁ……」
苫利先輩が、大きく息を吐いた。
「間に合ったぁ」
さっきまで強張っていた身体から、一気に力が抜ける。
あたしも胸を撫で下ろした。
「本当にありがとうございます」
そして、看護師さんを見る。
「あなたは?」
「加奈といいます」
看護師さんは、小さく笑った。
「この病院で勤務してるわ」
「加奈さん……」
あたしは、もう一度頭を下げた。
「でも、どうして……」
点滴を見て、加奈さんを見る。
「幸田さんと、お知り合いなんですか?」
加奈さんは答えようとして――。
一度、ドアの方を見た。
「その話は、今度ね」
声が少し低くなる。
「今は、それより」
加奈さんが、壊れた盗聴器へ視線を向けた。
「盗聴器が壊れたから、今夜気をつけてね」
…………。
さっきまで安心していた胸が、
またザワッとした。
苫利先輩が、大きく息を吐いた。
「間に合ったぁ」
さっきまで強張っていた身体から、一気に力が抜ける。
あたしも胸を撫で下ろした。
「本当にありがとうございます」
そして、看護師さんを見る。
「あなたは?」
「加奈といいます」
看護師さんは、小さく笑った。
「この病院で勤務してるわ」
「加奈さん……」
あたしは、もう一度頭を下げた。
「でも、どうして……」
点滴を見て、加奈さんを見る。
「幸田さんと、お知り合いなんですか?」
加奈さんは答えようとして――。
一度、ドアの方を見た。
「その話は、今度ね」
声が少し低くなる。
「今は、それより」
加奈さんが、壊れた盗聴器へ視線を向けた。
「盗聴器が壊れたから、今夜気をつけてね」
…………。
さっきまで安心していた胸が、
またザワッとした。



