加納欄の入院 シリーズ32シーズン4

「欄ちゃ~~ん!」

!!

この声は!

「まだ見つかんないのぉ!」

苫利先輩!

ちょ、ちょっと待って!

今、来ちゃダメ!

あたしは慌てて棚の陰から飛び出した。

「苫利先輩、静かに――」

「え? 欄ちゃん?」

「シーッ!」

「なんで?」

「いいから!」

「でも資料――」

その時だった。

苫利先輩の足が、何かに引っかかった。

「うわっ!」

ドンガラガッシャーーーン!!

「苫利先輩!!」

資料室に、とんでもない音が響き渡った。