加納欄の入院 シリーズ32シーズン4

次の日の午後をまわっていた。

コンコン。

病室のドアが開いた。

「おっす」

「あ、大山先輩」

大山先輩が病室に入ってくる。

そして、ベッドの苫利先輩を見た。

「…………」

視線が止まる。

…………?

あたしも苫利先輩を見る。

あ。

昨日、あたしが叩いた頬。

まだ、うっすら赤い。

大山先輩の視線が、苫利先輩からあたしへ移った。

「…………」

「…………」

なんですか、その目。

あたし、何も悪いことしてませんけど?

……いや。

叩いたけど。

でも、あれは苫利先輩が悪い。