しばらくして、大山先輩と幸田さんは病室を出ていった。
夕方。
「苫利さん、お薬ですよ」
看護師さんが、薬を持って入ってきた。
「ありがとうございます」
苫利先輩が薬を受け取る。
その瞬間――。
苫利先輩の眉が、ピクリと動いた。
薬を裏返し、もう一度見る。
…………?
あたしは、苫利先輩の顔を見た。
明らかに様子がおかしい。
「どうしたんですか?」
「いや……なんでもないよ」
そう言って笑ったけど、苫利先輩の目は、薬から離れない。
看護師さんが病室を出ていく。
ドアが閉まると、苫利先輩は薬をあたしの目の前に差し出した。
いつも飲んでいる薬と、形も色も違う。
…………これ。
苫利先輩の薬じゃない。
夕方。
「苫利さん、お薬ですよ」
看護師さんが、薬を持って入ってきた。
「ありがとうございます」
苫利先輩が薬を受け取る。
その瞬間――。
苫利先輩の眉が、ピクリと動いた。
薬を裏返し、もう一度見る。
…………?
あたしは、苫利先輩の顔を見た。
明らかに様子がおかしい。
「どうしたんですか?」
「いや……なんでもないよ」
そう言って笑ったけど、苫利先輩の目は、薬から離れない。
看護師さんが病室を出ていく。
ドアが閉まると、苫利先輩は薬をあたしの目の前に差し出した。
いつも飲んでいる薬と、形も色も違う。
…………これ。
苫利先輩の薬じゃない。



