大山先輩が、盗聴器に手を伸ばしかけた。
けれど――。
途中で、その手を止める。
そして、あたしたち三人を見た。
…………。
取らないんだ。
その意味は、すぐに分かった。
ここで盗聴器を外せば、あたしたちが気づいたことまで相手に知られる。
幸田さんが、何事もなかったように笑った。
「それにしても、いい部屋よねぇ〜」
「ホントですよねぇ」
あたしも笑って答える。
苫利先輩は、一瞬あたしを見てから。
「まぁ、悪くないな」
と、ベッドに身体を預けた。
大山先輩も、いつもの顔に戻っている。
誰も盗聴器のことには触れない。
ここから先。
あたしと苫利先輩は、本物の恋人として振る舞わなきゃいけない。
けれど――。
途中で、その手を止める。
そして、あたしたち三人を見た。
…………。
取らないんだ。
その意味は、すぐに分かった。
ここで盗聴器を外せば、あたしたちが気づいたことまで相手に知られる。
幸田さんが、何事もなかったように笑った。
「それにしても、いい部屋よねぇ〜」
「ホントですよねぇ」
あたしも笑って答える。
苫利先輩は、一瞬あたしを見てから。
「まぁ、悪くないな」
と、ベッドに身体を預けた。
大山先輩も、いつもの顔に戻っている。
誰も盗聴器のことには触れない。
ここから先。
あたしと苫利先輩は、本物の恋人として振る舞わなきゃいけない。



