「へぇ〜。個室なんですねぇ」
幸田さんが、病室の中を見回した。
「もしかしてぇ、欄ちゃんも一緒に泊まったりしてぇ〜」
「おい! そんなわけ――」
「泊まりますよ?」
あたしが答えると、大山先輩の顔色が変わった。
ほんの一瞬。
本当に、一瞬だけ。
でも、あたしは見逃さなかった。
…………。
大山先輩?
けれど、すぐにいつものポーカーフェイスに戻る。
あたしも何も言わなかった。
ここは、もう桃井病院の病棟。
どこで誰が見ているか、聞いているか分からない。
今のあたしは――苫利先輩の彼女になってしまったんだから。
幸田さんが、病室の中を見回した。
「もしかしてぇ、欄ちゃんも一緒に泊まったりしてぇ〜」
「おい! そんなわけ――」
「泊まりますよ?」
あたしが答えると、大山先輩の顔色が変わった。
ほんの一瞬。
本当に、一瞬だけ。
でも、あたしは見逃さなかった。
…………。
大山先輩?
けれど、すぐにいつものポーカーフェイスに戻る。
あたしも何も言わなかった。
ここは、もう桃井病院の病棟。
どこで誰が見ているか、聞いているか分からない。
今のあたしは――苫利先輩の彼女になってしまったんだから。



