夫の伊吹さんと離婚して、幼馴染の奏矢と子供を作った。
奏矢の舌や肌、気持ち良かった。
求め合って、絡まり合った。
腹の中では、熱い精液を感じた。
三人目に生まれたのは娘で、有栖子と名付けた。
奏矢とは籍を入れず、私生児として出生届を出した。
元夫の伊吹さんとは、お見合い結婚だった。
父から見合いしろと、言われた。
鳳不動産の御曹司で、次期社長と期待される人物。
そんな相手と離婚すると、父に報告したら、殴られて勘当、されたのだった。
父にグーの拳で殴られたのは、初めてであった。
平手打ちのビンタは、子供の頃に何度か……。
私は美術と体育以外、成績が悪かった。
……暴力ではなく躾。
とは言え、痛みは感じた。
心の方が。
娘の私は、愛されてないんだって。
女だから。兄と弟より、可愛がってくれないんだって、そう思った。
兄の銀太郎は、名門大学の経済学部を卒業すると、父が頭取を務める、白山銀行に就職した。
私は美大の中で最難関と呼ばれる、名門の油絵学科にストレート合格したが、父は私を認めてくれた事はない。
父からしたら、下らないお遊びだ。
弟の遼河は、名門大学の理工学部を卒業すると、SE(システムエンジニア)になった。
元ヌードモデルの蘭々さんのアンダーヘアは、濃い目で黒々としてる。
それがなんとも、野生的で堪らない。
私の陰毛は薄かった。
元夫の伊吹さんと、幼馴染の奏矢とセックスをして、白濁する精液が陰毛に絡むまで、何度も中に出された。
そのおかげで、三人の子を孕み産んだ。
鳳家の跡取り、長男の充葉。
白山家の跡取り、次男の元貴。
長女で娘の有栖子。
私を母親にしてくれた。
私の胸にむしゃぶりついて、乳輪ごと乳首を吸う伊吹さんは、赤ちゃんみたいで可愛かった。
歴史あるコンクールで大賞を受賞して、画家として箔が付いた。
画廊に絵を置いてもらえ、担当には薬師寺さんが就いてくれた。
薬師寺さんはベテランの男性で、とても頼りになった。
授賞式には、マスコミが来てたので、記事が載った。
新聞や雑誌の取材を受けたり、美術評論家から高い評価を受けた。
女性を描かせたら、日本トップクラスの画家、だと……。
……有名な画家の先生になる。
莉亜ちゃんの目は、正しかったと、……少しは証明出来てるのかな。
まだまだ、駆け出しの画家だ。
もっと、頑張らなければ。
伊吹さんとは色んな対位をして、色んな場所でセックスをした。
正常位、騎乗位、座位、後背位など……。
寝室、リビング、キッチン、お風呂場など……。
……玄関で朝から、立ちバックしたのは、やばかったな。
伊吹さんが出勤するのを玄関まで、見送ったんだけど、伊吹さんにキスされて、そのまま、玄関でセックスした。
情事の最中の伊吹さんは、情熱的で刺激的だった。
美しくて色気があって、煽情的で夢中になった。
セックスが上手でテクニシャンだと、思った。
……乳首だけで、イッてしまった事がある。
大きくて、太くて、硬くて……。
何度も奥を突かれて、……イキ狂った。
体の相性が抜群に良かった。
「乳首、やらしいですね。もうこんなに硬くなって……。」
「んっ。」
敏感に勃ち上がる乳首を摘まれて、指先で擦り合わせられて。
「…あッ!」
舌を出して舐められて、口に含むと吸われて、甘く歯を立てられた。
私はイッてしまった。
キスだけでもう既に、ぐちゃぐちゃに濡れていた。
呼吸を奪うくらい、深いキスで舌を絡めた。
伊吹さんの愛撫、前戯で気持ち良くなって……。
……性的興奮を高められた。
膣内から愛液が溢れ、男を受け入れる準備は整った。
体温が上がり、感覚が鋭くなり。
感じ過ぎて、辛くなる程、だった。
「由貴子さん……?」
呼ばれて顔を上げると、伊吹さんの姿があった。
伊吹さんは仕立ての良いスーツを着ていて、モデル顔負けのオーラを纏っていた。
「……久方振りです。」
ソファから立ち上がり、私は頭を下げた。
冷静沈着、礼儀正しい。
穏やかな人柄で、怒られた事は一度もなかった。
伊吹さんとの結婚生活は、良い思い出だった。
嫌いになって、別れたわけではない。
「お仕事ですか?」
「……はい。仕事です。このホテルの中にある、アートギャラリーで開催される、展覧会に作品を出すんです。今日は絵を届けに来て……、伊吹さんもお仕事ですか?」
私は担当者に絵を届け終えて、お茶でもしようと、ラウンジに来て、何を注文しようかと、メニューと睨めっこしていた。
「僕はクライアントと打ち合わせで、ホテル内の会議室スペースを借りて、先程、終わったところです。」
「…はぁ、んっ。」
キスの合間に、熱い吐息が漏れた。
舌を絡め取られて、深いキスで苦しい。
今日はワンピースを着て、髪型をセットして、メイクを軽くしていた。
仕事相手と会う、ホテルにジーパンはカジュアルなので、きちんとした格好を……。
唇が離されると、唾液が糸を引き切れた。
伊吹さんは、私の首筋に顔を埋めて、唇を落として、舌を這わせて、肌を吸い上げた。
ワンピースのボタンを外されて、ワンピースの前を開けられた。
中に着てるキャミソールを胸元まで捲られて、背中に手を回されて、ブラジャーのホックを外された。
締め付けが緩んで、ブラジャーを上にずらされて、胸が露出した。
「あっ…。」
大きな手で乳房を揉まれて、乳首を指先で摘まれて、甘く歯を立てられて声を上げた。
伊吹さんに手を引かれて、ラウンジから階を上がって、ホテルの部屋を取り入ったのだった。
聞きたい事はあった。
ご飯をちゃんと食べて、元気にしてました?
充葉は如何してますか?元気ですか?
そんな話をせずに、ベッドに傾れ込んだ。
「んぅ、…あァっ。」
私の中に、伊吹さんが入って来た。
……熱い。
火傷しそうな程、熱くて大きくて、太くて硬い。
伊吹さんの腰の動きに合わせ、愛液が卑猥な水音を立て、耳を犯していく。
ベッドのスプリングが軋み、肌が打つかり合う。
「…伊吹さんっ、気持ち、良いッ。」
久しぶりの感覚に、快楽に、身も蓋もなく声を上げた。
「あァッ…!」
絶頂に達して、膣内が収縮した。
精液を搾り取ろうと、体が反応した。
「今、イッたばっかりなのにっ、…あッ、ん。」
呼吸を整える前に、また奥まで突かれた。
お互いに求め合った。
激しく、濃厚に。
結婚生活は約四年だった。
伊吹さんの事は、良く分からない。
知ってるような、知らないような……?
何を考えてるのか、……読めない。
名門大学の経営学部を卒業後、アメリカに二年間留学してMBA(経営学修士)を取得。
全国模試で一位とか取ってて、水泳では全国大会で優勝経験があるらしい。
伊吹さんからではなく、義姉の一香さんが教えてくれた。
……秘密主義なところが、あった。
私に合わせてくれるから、伊吹さんが何を好きとか、分からなかった。
嫌味なくらい完璧過ぎる人だけど、父親としては何かが足りなくて、欠落していた。
「……充葉は元気ですか?」
身嗜みを整えて、仕事に戻る伊吹さんに聞いた。
散々声を上げて喘いで、喉が変な感じがした。
「元気です。一香義姉さんと、菖蒲さんが面倒を見てくれてますよ。」
菖蒲さんと言うのは、充葉のお世話をしてくれてた、ベビーシッターで、私がアトリエで絵を描いて作業してる間、見ていてくれた。
充葉は小学一年生になった。
私は今年、二十八歳になり、伊吹さんは三十三歳に……。
充葉が元気にしてると、聞けて良かった。
一香さんと菖蒲さんが、お世話してくれてるなら、安心だった。



