碧くんの好きが溢れてる ③ 〜あなたの好きに興奮して体に悪いんですけど〜

 帰り道に水族館で見た水槽のトンネルで、アリエルのリト•マーメイドが頭に浮かんだと碧くんに話した。

「アリスはディズニーが好きだな」
「大好き!お姫様のキャラクターは全部好き」
「不思議の国のアリスは?」
「勿論、アリスも好きだよ。プリンセスが好きなのは、お姫様の物語って、全部ハッピーエンドだから幸せな気持ちになる」
「そうか、よく考えたらそうだな。ハッピーエンドだ」
「本当の人魚姫の物語は、恋に敗れて泡になって消えるでしょ。でも同じ物語のリトル・マーメイドはアリエルが幸せになるんだよ。いいよね」
「ディズニーで悲恋は似合わないね。俺たちもハッピーなままでいような」
「ずっとこのまま、幸せな気持ちでいたい」
「俺も」

碧くんと笑いながら、また、まったりとジュースを飲んだ。その後は家まで、いつも通り送ってもらった。

碧くんと離れても、今日はクラゲのキーホルダーを見て、楽しかった。水族館の余韻に浸った。


 週明け、テストの結果が出た。思いのほか、点数が良かった。目標の平均点は、ほぼ達成した。苦手な数学が平均点を大きく上回った。

この世に生を成して初めての達成感。それに目標達成プラス苦手意識からの脱出。碧先生の凄さに脱帽ものです。

ご褒美を先にもらっても心配することはなかった。碧くん、次回もよろしく!