珍しく一輝がビールを飲んでいる。



啓太もいつのまにかビールを飲み、



陽気に話している。



「二人とも大丈夫なの?」



大丈夫でーす!口を揃え一輝と啓太が言った。



私が美憂を抱いてると啓太が、『やっぱ華は母親なんだな。』



『小沢華は俺のだからな。いい加減諦めろよな。』



『はいはい分かってますよ。もうとっくに諦めましたから。』



寂しい顔をする啓太。



美憂が私の腕の中で暴れる。



どうやら啓太に抱っこされたいようだ。



「啓太美憂抱っこしてやって。」



啓太に抱っこされた美憂。


美憂啓太を見つめてる。



ほら出た、美憂の目に星マークが出た。



ウルウルした目で啓太を見つめる美憂。



『美憂早く大人になれよ。俺が美憂もらってやるからな。』



一輝が啓太を睨み付けた。