でも美憂が保育園へ行ってる間にかなり勉強が進んでいる。



一輝の家庭教師はかなり厳しい。



宿題は半端なく多い。



たけど二年のブランクがある私は、必死に勉強するしかなかった。



みんなが応援してくれてるから、



負ける訳にはいかない。



数学の問題集を必死にやる。



ああもう数学だめた。



分かんない。



一輝に聞いたら又怒られるな。



私は買い物のついでに、少し早いけど美憂を迎えに行く事にした。



何故か財布と一緒に鞄に数学の問題集も入れた。



近くのスーパーに寄り、夕食の買い物をして、



タンポポ保育園へ向かった。



美憂はお部屋で昼寝をしていた。



私は起こすのが可哀想だったので、



ベランダで数学の問題集を取り出してやる事にした。


気がつくと私の横に瑛太先生が座っていた。



『華さんそこの問題違ってますよ。』



え、なんで、やだ、見ないでよ。



ってか何で瑛太先生がいるの?



瑛太先生がニコって笑って、『華さんも保母さん目指してるんですね。』




私は頷いた。