私は満那人君に夕顔と私の関係を話した。



最初満那人君は私を見ようとしなかった。



でも私はみんなが幸せになってほしい思いを話し続けた。



ある意味これは戦いだ。



私の思いを理解出来ないでいる彼に、



私は自分の気持ちをぶつけた。



「私と夕顔とは血の繋がりはないの。



たけど私は夕顔を自分の子だと思ってる。



私18才で5才の子持ちになったんだよ。



それは夕顔が私を必要としてくれたの。



夕顔の本当のママはあそこにいる由美さんなんだ。



でも夕顔は私がママでいいんだって。



私も家族がいなくて一人ぼっちだったのね。



多分夕顔もママと離れて寂しかったんだと思う。



だから初めて会った気がしなくて、



すぐに仲良しになった。



気がついたらもう離れられなくて、



夕顔にママになってほしいってお願いされて、



いいよって言っちゃったの。



満那人君も円香さんにママになってほしかったんでしょ?」




満那人君は泣きながら頷いた。