『あのさぁ二人で盛り上がってるのはいいけど、



早く本題に入ろうよ。子供たち待たせてるし。』



そうだった、今日は佐野先生の話しをしに来たんだった。



「そうそう円香の話しだったよね。



円香大学の時から一輝に夢中だったからね。



私と一輝が付き合ってるの知って円香かなり落ち込んでいた。



たけどあの時もう諦めるしかないと言ってたのに。



それにその後で彼氏が出来て、



結婚するとか言っていたのに、何故か駄目になったみたいなんだよね。



彼氏に隠し子がいたとか噂になっていたけど、



本当の事は私にも分からない。



でもこの前あった時も一輝でなく、



その彼に未練あるみたいな感じがしたんだ。



でもそれを誤魔化す為に、わざと一輝に近付こうとしてる気がする。



自分が上手くいかないから、一輝の幸せを壊してやるみたいな感じに思えるんだよね。」




そんなのひど過ぎる。



幸せは自分で掴むものだよ。



人の幸せ妬んでどうするの!