一輝はあまり良い返事をしない。



『華おまえ常に寝不足なんだぞ。


それで自動車学校へ行って大丈夫なのか?


免許取って美憂乗せて事故ったどうするんだ!


俺は華が心配なんだよ。』


分かっているよ。



たけど私ずっと家にいるのも辛いんだよね。



この生活が嫌とかじゃないよ。



私は一輝の奥さんになれた事で幸せだし、



家族も増えたから毎日が楽しい。



たけど何かしたいって思ったら、



車の免許がどうしてもほしくなったんだ。



「一輝私今の生活に満足してる。大学行きたいとか、専門学校へ行きたいとかじゃない。



今の私にとって必要なのは、車の免許だって思った。


我が儘のは分かってるけどどうしても行きたい。



無理しないから、一輝どうしても駄目かな?」




一輝が珍しく真剣な顔をしている。