先輩、好きでいるのやめてもいいですか?

「俺に愛想ついたかもしれないけど、これからはカッコ悪くても言葉にするよう頑張るから……」

「これからも俺のこと、好きでいてほしい」


耳元でそんなこと言うの、ずるい。

嫌だなんて言えなくなる。


今日一日ずっともやもやしてたんだから。

一ヶ月記念なのに、好きでいるのやめようかなって思うくらいだったんだから。


でも、一気に機嫌良くなっちゃった。


「ユウマ先輩も、私のこと好きでいてください」
「ずっと、その……好きだよ」
「ほんとに?」
「明るくて、元気で、よく喋るところ……好きだ」


握られていた手が、指を絡めた恋人繋ぎになる。

ユウマ先輩のか、私のかわからない手汗でしっとりしているけど、そんなの気にならないくらい。

心臓がドキドキしてる。