先輩、好きでいるのやめてもいいですか?

「緊張して、うまく話せなかった……」
「連絡も?」
「なんてメッセージ送ればいいのかわからなくて、考えてたら送れなくなって……ごめん」


そんなにユウマ先輩、考えてくれてたなんて。

もともとクールでお喋りなタイプじゃないから、私なんかよりもずっといろいろ考えてたのかもしれない。


「由紀に甘えきってたよな……彼氏失格だ」


ポツリ、とそう言ったユウマ先輩は、どこか覚悟を決めたような表情をしていて。


まさか……。
別れようって言ったりしないよね?


「ユウマ先輩……!」
「由紀、ごめん……」


その後の言葉は聞きたくない、と私は顔を背ける。

でも、ユウマ先輩は私の手を引いて距離を縮めてきた。

肩がくっ付いて、ユウマ先輩の熱い体温がじわじわと私にうつってくる。