先輩、好きでいるのやめてもいいですか?

初めてユウマ先輩に言われた『好き』。

胸がむずむずして、さっきまで曇っていた私の頭の中が晴れていく気がする。


だから、今まで思っていたことを吐き出した。


「ずっと不安だったんです」
「うん……」
「好きって言うのも、メッセージ送るのも、お昼一緒に食べよう、一緒に帰ろうって誘うのも、全部私からだったから」
「……うん、ごめん」

「ユウマ先輩は私といるの、嫌なのかなとか」
「それは、ない。……緊張はする、けど」


ユウマ先輩も緊張するんだ、と驚いて横を見てみれば、耳を赤くして俯いていて。

片手で前髪をぐしゃぐしゃとかきむしってから、繋いでいる私の手を強く握った。……手汗、すごい。


「すげー緊張してる、今も……」
「私も、ユウマ先輩と一緒にいると緊張します」