私は少し迷ってから、返信した。
『大丈夫だよ』
送信して、スマホを置く。
でも、すぐにまた通知が鳴った。
『寂しくなかった?』
その一文を見て、思わず画面を見つめる。
どうしてそんなことを聞くんだろう。
少し考えてから、正直に返した。
『……ちょっとだけ』
送ったあと、急に恥ずかしくなった。
こんなこと言わなくてもよかったかもしれない。
そう思っていると、すぐに返信が来た。
『俺も』
短い言葉。
たったそれだけなのに、胸の奥がじんわり温かくなる。
『今日、結菜いないと変な感じした』
その文章を何度も読み返した。
私も同じだった。
一緒に帰れないだけで、いつもの一日が少し違って感じた。
「蓮も、そう思ってたんだ……」
嬉しい。
そう思った自分に、少しだけ驚いた。
ただの幼なじみなのに。
毎日会って、一緒に帰る。
それが当たり前だったから、会えないと寂しい。
きっと、それだけ。
そう思って、スマホを伏せた。
けれど。
しばらくして、また手に取ってしまう。
もう一度、蓮からのメッセージを読み返した。
