学校を出ると、私と蓮は自然と並んで歩き始めた。
家が近いから、小さい頃からずっと一緒に帰っている。
小学生の頃はランドセルを背負って。
中学生になってからは部活の帰りに。
そして高校生になった今も、こうして一緒に帰っている。
「今日さ、数学の小テストあったじゃん?」
「……あった」
「私、最後の問題分かんなかった」
「分かってたじゃん」
「え?」
「昨日、俺が教えた」
「あ……」
そういえば。
昨日の帰り道、蓮に教えてもらった問題と同じだった。
「でも昨日は分かったの!」
「じゃあ、なんで今日分かんないんだよ」
「緊張したんだよ」
「小テストで?」
「そう!」
「……変なの」
蓮が小さく笑った。
「ちょっと! 笑ったでしょ!」
「笑ってない」
「絶対笑った!」
私は蓮の腕を軽く叩く。
蓮は避けることもなく、そのまま歩いている。
こういうところも、昔から変わらない。
私が何を言っても、蓮はいつもこんな感じ。
ちょっと素っ気なくて。
でも、ちゃんと話を聞いてくれる。
それが私にとっては当たり前だった。
家が近いから、小さい頃からずっと一緒に帰っている。
小学生の頃はランドセルを背負って。
中学生になってからは部活の帰りに。
そして高校生になった今も、こうして一緒に帰っている。
「今日さ、数学の小テストあったじゃん?」
「……あった」
「私、最後の問題分かんなかった」
「分かってたじゃん」
「え?」
「昨日、俺が教えた」
「あ……」
そういえば。
昨日の帰り道、蓮に教えてもらった問題と同じだった。
「でも昨日は分かったの!」
「じゃあ、なんで今日分かんないんだよ」
「緊張したんだよ」
「小テストで?」
「そう!」
「……変なの」
蓮が小さく笑った。
「ちょっと! 笑ったでしょ!」
「笑ってない」
「絶対笑った!」
私は蓮の腕を軽く叩く。
蓮は避けることもなく、そのまま歩いている。
こういうところも、昔から変わらない。
私が何を言っても、蓮はいつもこんな感じ。
ちょっと素っ気なくて。
でも、ちゃんと話を聞いてくれる。
それが私にとっては当たり前だった。
