幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い

朝、教室に入ると、蓮がすぐに私に気づいた。


「おはよう、結菜」

「おはよう」


いつもの挨拶。

なのに、蓮は私の顔を見るなり、嬉しそうに笑った。


「今日も可愛い」

「……朝からそれ?」

「うん」


迷いなく答える蓮に、思わず笑ってしまう。

最近の蓮は、本当にこんな感じだ。

朝、学校で会えば嬉しそうにする。

休み時間になれば自然と私のところに来る。

放課後、一緒に帰れると分かれば嬉しそうにする。

付き合う前だって、ずっと一緒にいたはずなのに。

今は、同じ一日でも少し違って見える。


「蓮って、本当に私のこと好きだよね」


何気なく言うと、蓮は当たり前みたいに頷いた。


「うん」


即答だった。


「……ほんとに?」

「ほんとに」


その迷いのなさがおかしくて、私はまた笑った。