幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い

朝から、なんとなく身体が重かった。

熱を測るほどではないと思っていたけれど、いつもよりぼんやりする。

それでも学校を休むほどじゃないし、大丈夫。

そう思って、いつも通り教室へ向かった。


「おはよう、結菜」


席に着くと、蓮がいつものように声をかけてくる。


「おはよう」


笑って返したつもりだった。

でも、蓮はすぐに私の顔を見て、少し眉を寄せた。


「……結菜、今日なんか元気ない?」

「え?」

「いつもより静か」


そう言われて、自分では気づいていなかったことに気づく。


「ちょっと眠いだけだよ」

「本当に?」

「うん。大丈夫」


そう答えると、蓮はしばらく私を見ていた。


「……そっか」


それ以上は聞かなかったけれど。

その顔が、少し心配そうだった。