幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い

翌朝。

蓮と会ってすぐ、私は気になっていたことを聞いた。


「ねえ、蓮」

「ん?」

「最近、好きって言いすぎじゃない?」


蓮が少し目を丸くする。


「そう?」

「そうだよ」

「そんなに?」

「うん。昨日だけでも何回言ったと思ってるの?」

「……数えてない」

「私も数えてないけど」


二人で少し笑う。

すると蓮は、少しだけ照れたように視線を逸らした。


「だって」

「うん」

「結菜が彼女になったから」


その言葉に、胸がきゅっとなる。


「今まで言えなかった分、言いたい」

「……そんなに?」

「うん」


蓮はまっすぐ私を見る。


「好きって思ったら、ちゃんと伝えたい」


また顔が熱くなる。


「……もう」

「嫌?」

「嫌じゃないけど……恥ずかしい」


そう言うと、蓮は嬉しそうに笑った。


「じゃあ、これからも言う」

「……ほどほどにして」

「無理かも」

「なんで?」

「結菜のこと好きだから」


まただ。

本当に。

付き合った途端の蓮は、ずるいくらい甘い。

でも。

そんな蓮の言葉を聞くたびに。

私も、もっと好きになってしまう気がした。