放課後。
昨日と同じように、蓮と一緒に学校を出た。
校門を出て、いつもの道を歩く。
付き合う前も、何度もこうして二人で帰った。
話すことも、歩く道も、昨日までと変わらない。
それなのに。
隣を歩く蓮を意識すると、どうしても少しだけ緊張してしまう。
昨日は蓮が他の男子と話していたことを気にしていた。
今日は、そのことを思い出しているのか、蓮はいつもより少し静かだった。
「……蓮?」
「ん?」
「今日は何考えてるの?」
「別に」
昨日と同じ答え。
思わず笑ってしまう。
「またそれ?」
「だって、本当に大したことじゃないから」
「じゃあ、教えてよ」
そう言うと、蓮は少しだけ私を見る。
「……あとで」
「あとで?」
「うん」
それだけ言って、また前を向く。
何を考えているのか分からなくて、少しだけ気になった。
