幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い

蓮はそんな私を見て、少しだけ嬉しそうに笑った。


「そっか」

「……なに?」

「いや」


蓮は一度視線を逸らして、それからまた私を見る。


「昨日のこと、まだ信じられないなって思って」

「……私も」

「でも、嬉しい」


その言葉に、胸がきゅっとなる。

昨日までの蓮は、こんなに素直に気持ちを言ってくれる人じゃなかった。

好きだなんて。

嬉しいなんて。

そんな言葉を、私に向かって言うことなんてなかった。


「昨日からずっと、結菜が俺の彼女って思うと嬉しい」

「……っ」


一気に顔が熱くなる。


「蓮……朝からそういうこと言わないでよ」

「なんで?」

「恥ずかしいから」

「俺は言いたい」

「……なんで?」


蓮は少しだけ照れたように笑った。


「今まで言えなかったから」


その一言に、また胸がいっぱいになった。